[canoe]DiCAPAC(WP-500) & LUMIX DMC-LZ2

Submitted byshin on土, 2006-09-09 16:41

カヌーを始めてはや3年(だったかな?)、昨年までは、めったにひっくり返らないカヌーを使っていたのが、今年からポリ艇に宗旨替えをしてしまい、防水機能付きのカメラがとっても欲しくなって来たのだ。
とはいえ、私のデジカメへの要望は?6倍ズームは欲しい(うちのFZ2はx12,LZ2はx10)?手振れ防止機能は欲しい(FZ2,LZ2ともにあり)?広角が欲しい(次のカメラはここがターゲット)?防水機能が欲しい(今回の追加要望)、とわがまま放題で、今購入しても満足できないデジカメが増えるだけなのだ。アクアパックというのが老舗なのだけど、 ズームレンズ領域が確保されているDiCAPACというのを購入してみた。
この機構、もともとアクアパックの存在を知った時に、「全面ナイロンだとレンズが当たるところが傷ついてしまうのでよくないなぁ。自分でDIYしてみたいなぁ」とまさに思っていた仕組みそのも+α(ズーム領域の確保)だったものだから是非とも試してみたかった次第。
このDiCAPACだけど、製造元は韓国で、これを 大作商事さんが日本の輸入代理店として日本国内に卸していて、 私は、そのれら販売代理店の中で、 株式会社新日本通商 楽天市場店 から購入させていただいた、という図式。
# なぜ、こんな所を詳しく書いているのかと言うと、どっこいなかなか癖があってまともに使えなかったのだ‥以下その経緯

宅急便で配送されてきたものを取り出し、まずは、カメラに入れてみる。思ったより余裕が無い気がする。素直に入れるとDiCAPACのレンズカバーと本体のレンズの中心がずれてしまう。

で、ずれを補正する為に、(カヌーの緩衝材だった)スポンジで本体のレンズを固定することを試みる。ただし、DiCAPAC本体にスポンジを接着するのは難しいので、アダプタ(ズームレンズ長が足りないときに用意されている。3mm位ズーム長を確保できる)に取り付ける方式を採用。
ところがどっこい!このスポンジ付きアダプタをデジカメ本体につけた状態だと、スポンジが邪魔してDiCAPACに入らないことが判明してしまった(WP-500にとってLZ2は余裕が少ないのだ)。なんて私はおばかさんなのだ。

で、次に、アダプタにプラスチックの補正具を取り付けることを試みた。
ところが、DiCAPACに入れた後、電源を入れると、うにうにぃ?と言った後に、「電源を落としてください」のメッセージが出てシステムが停止する。なんでやぁ?と悩んでいると、アダプタの内径(41mm)に対して、デジカメ本体のズーム基本部の外形39.2mmと余裕が無く、ちょっとでもずれるとズームがDiCAPACのアダプターにぶつかり、を伸張できずシステムエラーになっている事がわかる。アダプターつかえないじゃん。

これ、もしかして使えないのでは?と、悲しい考えがよぎる。
一応、大作商事さん、新日本通販さんに対処方法を打診しつつ、トライアル続行。
これは、広角のときの写真。なんとけられが生じている。広角側の焦点距離37mmoだと使えないのだ。
更に、望遠にしてみる、すると、先ほどと同じシステムエラーメッセージが表示される。

冷静になって、観察してみると、デジカメ本体の望遠時のレンズ長(望遠側max36mm)を、DiCAPACのレンズケース(28mm)が収納できないことが判明する。うーん、全然駄目じゃん。

そうか、広角ではケラレが発生して、望遠はレンズがぶつかるのかぁ。
‥‥ちょっと時間‥‥
まぁ、ともかく、アダプタは使えないので、本体側に直接スポンジの補正具を付けてみる(t=5mm,外形60mm,内径50mm,ホームセンターで60円のものを使用。ちょっと固めを選んだんだけど、強度に問題があれば将来的にゴムに変更する予定)。

組み立て状態がこれ。 この状態で使えるかどうかの検証をしてみるつもり
今のところ、
 ×広角でけられが生じる
 ×望遠は、127mmまで(広角が37mmなのでx3位ということに)
が課題。これらは解決できるとは思わないので、どれだけ我慢できるかの検討になる。

なお、本件(対応表に記載しているのに使えない)に関しては、楽天市場新日本通商さん、大作商事さんに アクセスさせて頂いて、まだ決着はついていませんが、対応表の非を認めていただき、商品返送(返送料無料) で話がつきつつあります。
対応表を作成しているのは韓国の製造元のはずで、輸入代理店や販売代理店の責任ではないのに親身な対応を して頂いて恐縮。

なお、この記事はWP-500をDMC-LZ2に適応する場合の症状を述べたものであって、サイズが合えばかなり使 い勝手がいいのではないかと思います。
■防水デジカメに対しての功罪
○防水機能とその他のカメラ機能を切り離すことが出来るので選択の余地が広がる
○万が一水漏れが発生しても(機構的にはかなり安心できそう)、透明で中が良く見えるのでリカバーが容易
×スライドスイッチの操作がしづらい
■アクアパックに対しての功罪
○アクアパックの様に撮影面が傷つく可能性が低い
×サイズのラインナップが少ない

スポンジアプローチで何とかなりそう(耐久性を考えるとゴムの方がいい)だった
のだけど、広角/望遠共に制限があって使いづらそうだったので返品すること
にしました。